世界の権力を一手に握りたい人たちが世界危機をあおっている

こんばんは 

まず、約2週間前に起きた熱海の土石流災害で被災された方々へのお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧を心から願っております。

今日は、先週ドイツ、ベルギー、ルクセンブルクを襲った水害について、あまりにも不自然な報道スタンスが目立ったので、その点について書きます。

なお、被災現場の写真も掲載しますので、ご注意ください。

多くの犠牲者を出した河川の氾濫は、

純然たる自然災害だったのだろうか

先週、ドイツ北西部を中心にベルギー、ルクセンブルクをも巻きこんだ大きな水害が発生しました。

現在判明しているだけで約180名の方々が亡くなり、行方不明の方も多く、また街全体が土石流に押し流されてしまったという衝撃的な現場写真も報道されています。

亡くなった方々のご冥福を祈るとともに、被災地域の速やかな復興を願っております。

ただ、私にはどうも腑に落ちないところが多すぎる災害でした。

ヨーロッパは一般的に地層が日本などよりはるかに古くから形成され、かなり小さな川でも大昔から川底が絶え間ない水流で削られて平坦になり、めったに日本で言う暴れ川のような川はないとされています。

たしかに、ヨーロッパに行くと、比較的川幅の狭い小さな川でも日本の川を見慣れた人間にはどちらが上流かわからないほどゆるやかな流れのことが多いです。

しかし、ドイツ北西部とベルギー、ルクセンブルクが交わるあたりの地形は、あまり海抜差は大きくなくても、高地と低地とが複雑に交差し、川もうねうねと蛇行しています

今回の洪水被災地を示す地図をご覧ください。



ヨーロッパには珍しい地形なのではないかと思います。

つまり、そういう表現があったかどうかは別にして、鉄砲水とか、土石流とかが襲来してもおかしくない地形なのです。

そう思って現場写真を見ますと、このへんは昔から危ないところという言い伝えがあってあまり人家がなかった地域なのに、最近になって急に川沿いの景色のいいところにスパが開発されたりした場所なのではないかと思えてきます。

たとえば、集落全体が土石流とともにすり鉢の底のような低地に押し流されたことを示す次の写真です。



きちんと地質調査をしたり、昔からの川の蛇行ぶりを調べてからのプロジェクトであれば、こんなに危険なところを開発するはずはなかったのではないかと思います。

あるいは、次の写真をご覧ください。


左側奥から手前中央に向かって通っているのは、この町の水道管の幹線だそうです。

人口もそれほど多くなさそうなので口径としては十分なのでしょうが、よく見ると道路面からの被覆が1メートルもないほど浅いところを通っています

これでは、ちょっと大きな事故が起きて道路が陥没したら、すぐ町全体が断水しいてしまいそうです。

また、次の写真は土石流によって壁一面だけが持って行かれてしまった家を写しています。


土石流の勢いの激しさを示しているとも言えます。ですが、それほど長い時間勢いが続くものでもありませんから、もうちょっと持ちこたえられれば大きな被害はでなかったのではないかという気もします。

三角屋根の勾配などはいかにも重厚で堅牢なドイツの住宅に見えますが、振動や激流に耐えられる造りではなかったようです。

土石流と爆撃機による空襲はまったく違いますが、次の第二次世界大戦直後のバーデンの町の様子を見ると、屋根もガラス窓もすべて粉みじんに吹き飛ばされていても、壁は4面ともどっしり残っている光景に驚きます。




結局、第二次世界大戦後のドイツの繁栄は、中世から度重なる戦乱の中でドイツ国民が培ってきた堅牢な街づくりを犠牲にしたものだったのではないかと感じざるを得ません。

それにしても、危険な風潮があります。

この水害を二酸化炭素排出量削減という

政治目的に利用するひとたち

それは、「今回のドイツ・ベルギー・ルクセンブルクの水害は地球温暖化のせいだ。だから、二酸化炭素削減努力を一層強めなければならない」と主張する人たちの存在です。

実際に地球全体が温暖化しているのかも、その最大の理由が人間が排出する二酸化炭素なのかも、わかっていません。

また、「温暖化すると大水害が頻発するようになる」という因果関係が立証されたわけでもありません。

今回の被災地域は、冬に太陽光発電がほぼ全面停止したためにかなり深刻な電力不足を経験した地域でもあります。

また、比較的最近サイバー攻撃を受けて、ドイツ中の地方自治体が混乱に陥りましたが、今回も本来鳴るはずだった警報が鳴らなかったという報道も伝わっています。

過去10~20年、世界の政治・経済・社会情勢について大きな話題として取り上げられていることには、共通の特徴があります

「地球温暖化にしても、新型コロナウイルスにしても、企業や国に対するサイバー攻撃にしても、全世界的、全地球的な問題だから、解決するには世界規模、地球規模の統一政策がなければならない」と主張する人たちが、こうした政策目標を推進する道具としてこの災害を利用していることです。

悲惨な自然災害まで利用して世界政府あるいは地球政府を樹立しようとする人たちこそ、まず警戒すべきだと思います。

 読んで頂きありがとうございました🐱 ご意見、ご感想お待ちしてます。

コメント

匿名 さんのコメント…
災害が起きればそれを自らの権力増強に利用する。今回の武漢ウィルスもしかりですが、マスコミの報道が一方的で視聴者の思考余地をできる限り制限しようとする所にグローバリストの悪辣さを感じます。
反抗するものには言論封殺という武器も持っています。
増田悦佐 さんの投稿…
そうですね。
米バイデン大統領は先週、「ワクチン接種に批判的な投稿を放置しているフェイスブックは人殺しだ」と発言し、反響の大きさに驚いて昨日前言を撤回しました。
でも「フェイスブックが人殺しだとは言っていない。(ワクチン批判の投稿をした個人12人の名前を列挙して)この連中が人殺しだと言っただけだ」と完全な居直りに終始しています。
大統領ほどの絶大な権力を持った人物が、特定の個人を人殺し呼ばわりして通ってしまうアメリカは、もう完全に末世になっていると思います。