オランダの農民たちの怒りは当然だ
こんにちは
今日は、このところあまりに不愉快なニュースが多い中でも、とくに憤激に堪えない事件について書かせていただきます。
また、たびたびで恐縮ですが、調べていくうちに背景の資料などを充実させる必要が生じ、本日正午を過ぎた投稿となってしまったことをお詫びします。
世界経済フォーラムを中心としたグローバリストたちの身勝手さが剥き出しになった話ですので、ついつい口調がとげとげしくなってしまうことをお許しください。
オランダ農民の怒りも、もっともだ
先月末から今月にかけて、オランダの農民たちがトラクターで道路封鎖をするという抗議行動を展開していることは、国際ニュースを通じてご存じのことと思います。
これは左右両翼を問わず、反政府的な行動を特集しているウェブサイトの『Dutch Uprising(オランダ農民の蜂起)』というサブスレッドのサムネイル(表紙画像)です。
カナダの「トラック野郎たち」の自由トラック隊の抗議行動でも感じたのですが、大型車両を商売道具として使っている人たちの抗議行動は、チマチマした乗用車の「パレード」と違ってダイナミックですね。
とは言え、当初はせいぜい高速道路を双方向でブロックしてしまう程度だった抗議行動が、トラクターを家畜の糞尿で満杯にして政府庁舎の前まで押しかけて、その糞尿を庁舎にぶち撒けるというところまでエスカレートしました。
こうなると、「ちょっとやり過ぎではないか」と批判的になっていらっしゃった方も多いのではないでしょうか。
ですが、今回に限っては、この家畜の糞尿をオランダ政府の建物にぶち撒けるのは適切過ぎるほど適切な抗議のあり方なのです。
あまり知られていませんが、オランダは農林畜産物の輸出額では世界第5位の農業大国です。しかも、酪農製品などの畜産物の輸出ではヨーロッパ随一という畜産王国なのです。
そのオランダで、一応は選挙で選ばれた現政権が、オランダ国民の民意を問うこともなく世界経済フォーラム(WEF)や、いわゆる「グリーン革命派」の言いなりになって、突如農産物全体を約3分の1削減し、農家の数も約3割圧縮すると言い出したのです。
その理由がふるっています。
食肉・酪農のために肥育している牛・豚・鶏などのげっぷやおならに含まれるメタンが温室ガス効果としては二酸化炭素以上だし、糞尿にも多くの窒素化合物が混じっているので、このメタンガスの排出量を減らすために、農家の世帯数まで3割も減らすということなのです。
私が怒りを覚えたのは、このテロップにある「牛の糞尿から発生する窒素公害」ということば遣いです。
たしかに食肉・酪農製品製造のための家畜類はメタンを始めとする窒素化合物を大量に排泄しているでしょう。
ですが、彼らは「温暖化によって人類を苦しめてやろう」としてげっぷやおならをし、糞尿を排泄しているわけではありません。
むしろ、欧米の食肉用家畜は種として生き延びるために、あらゆる屈辱や非衛生的・非健康的な環境で促成栽培のような育て方をされ、なるべく短期間で誕生から屠畜までのサイクルを回らされるという、哀しい一生を送っているのです。
とくにアメリカが最悪の見本ですが、現代畜産業では肥育する家畜をできるかぎり狭い畜舎に閉じこめて、「感染症予防」との名目で不健全な太り方をするための抗生物質を大量に配合した飼料を食べさせらます。
そうすると、不自然なまでに肉付きが良くなり、本来の生育サイクルの2分の1~4分の1の期間で屠畜場送りにできるからです。
つまり、なるべく資本の回転効率を高めるために、抗生物質という薬剤を使って激太りさせているのです。
せめて、短い一生の間くらい自由にげっぷやおならをし、糞尿を排泄させてやるぐらいの思いやりはあってもいいはずです。
ところが「環境主義者」を自任するグリーン革命派の人たちは、こうして自分たちが先祖代々にわたって虐待しつづけてきた家畜のことを「公害発生動物」と呼んでいるのです。
彼らがちっとも周辺環境との調和を目指す存在ではなく、人類だけの身勝手な主張によってひょっとすると人類以外の種を絶滅に追いやるかもしれない暴挙を平然とやってのける連中だということを、これほど露骨に自らさらけ出してしまった事例も珍しいでしょう。
現に、製薬・肥料・飼料資本から巨額の助成を受けた研究者たちは、家畜の健康にどんな被害があるかもわからない薬物だけではなく、遺伝子操作技術まで動員して「げっぷ、おなら、糞尿を少ししか出さない品種の育成」研究にいそしんでいるそうです。
地球温暖化危機論自体が恐怖バブル
そもそも「地球温暖化危機説」自体が、本来動植物にとって生育しやすい温暖な気候への変化を、人類ばかりかあらゆる動植物、地球そのものに対する致命的な危機を招くと言い出した人たちは、その被害に関して何ひとつ説得力のある実証的データを提出していません。
現在では、この神経症的な人たちのグリーン革命自体が、グローバリストたちによる一般大衆への恐怖支配の道具にされてしまっています。
この大問題に加えて、もうひとつ問題があります。
例えば電力産業や自動車製造業に対するなんとも緩やかで寛容な技術革新のための時間的猶予を与えているのと比べて、オランダの畜産農家に対する政府の対応は、時間的にも切迫した最後通牒だというすさまじい不公平さです。
政府は「窒素化合物の排出量を2050年までにネットでゼロにするためには、オランダ農家の3割削減は2030年までに達成しなければならない」と主張しています。
太陽光や風力といった実用化不可能な「再生可能エネルギー」による発電や、本気で全世界の自動車をEV(電気自動車)にするとすれば、気の遠くなるほど大量の送電線や送電鉄塔の整備をしなければならない話です。
それなのに、かれこれ30年ほどのんびり「画期的な技術革新」が起きるのを待ってやっているのとは、大違いです。
現状では政府に対する農民の圧勝
怒れるオランダ農民たちは、政府庁舎への糞尿ぶち撒けほどの話題性はありませんが、全国の生鮮食品市場や主要な食料品加工場への道路も封鎖しました。
さらに、沖合で獲れたニシンの即時塩漬け技術の開発によってオランダが最初の世界資本主義覇権国となる礎を築いたと言われるオランダの漁民たちも同情ストをして、オランダ全土の港湾荷揚げ施設を封鎖しています。
その結果、オランダのスーパーの食料品売り場は、軒並み次のようなさびしい風景になっているそうです。
ただ、私たちは、この程度のささやかな農民側勝利を見て「いい気味だ」とうっぷんを晴らすだけで一件落着にしてはいけないと思います。
陰謀の臭気ふんぷんたる「食糧危機」
ユーロ圏の直近の消費者物価指数を描いた次のグラフをご覧ください。
「グリーン革命派」の勢力が強いところほど、なんの実用性もない太陽光や風力による発電に頼っているのでエネルギー価格が暴騰しているのは、よく知られた事実です。
ですが、食料、アルコール、たばこもまた10%近い高いインフレ率になっています。
この2項目をのぞくエネルギー以外の「工業製品」と「サービス」では、日本以外の先進国ではそう珍しくない水準のインフレ率にとどまっているのです。
なぜ欧米諸国では、エネルギーだけではなく、食料品もかなり高いインフレ率になっているのでしょうか。
どうも、ふつうに品不足で値上がりしているというより、きわめて作為的な印象があります。
次の表は、『Off Guardian』というウェブサイトに掲載された、この疑惑に正面から取り組んだ投稿の要旨をまとめたものです。
5項目のうち、1と2と5についてはロシア軍によるウクライナ侵攻の影響が色濃く出ています。
これを「起きなくてもよかった戦争」と表現するのは、ロシアのプーチン大統領に対する擁護論のように思われる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、アメリカのCIAや在ウクライナ大使館がウクライナのネオナチをふくむ極右勢力を使って親ロシア派の大統領を追放したのは2014年のことでした。
それ以来、ウクライナ政府は一貫してドンバス地方のロシア系、およびロシア語を母語とするウクライナ国民を弾圧し、正規軍や民兵によって殺傷してきたのです。
この事実がなければ、ロシア軍によるウクライナ侵攻があり得なかったことは、最新刊の拙著『恐怖バブルをあおる世界経済はウソばかり! 脱炭素社会と戦争、そして疫病のからくり』の第2章で根拠あるデータを挙げて詳述しておきましたので、ぜひお読みください。
ですが、2の原油価格の騰貴も、ウクライナ戦争勃発前から、あてにならない再生可能エネルギーに頼って化石燃料による火力発電を邪魔者扱いしてきた国が惹き起こしたという要因も大きいのです。
また、日本ではほとんど話題になっていませんが、これまたウクライナ戦争前から米英2カ国が、日本でコメあまりが続いていた頃の減反政策をそっくり真似したような減反・離農奨励政策を取っていました。
私は昔「農家が農作業をしないことに奨励金を払うなどというバカげたことをするのは、日本政府ぐらいのものだろう」と思っていました。
貧すりゃ鈍すとはよく言ったもので、今やアメリカ政府もイギリス政府も農家が作付量を減らしたり、離農することに奨励金を払っています。
しかし、そこには経済合理性という点で大きな差があります。
日本政府が減反奨励金を出しはじめたきっかけは、生産量に対して消費量が激減し、古米、古古米の在庫が激増していたことでした。
生産量が多すぎるから減産を奨励するというのは、一応理屈にかなった政策です。
ところが、現在米英政府は「食料危機が来る」と主張しているのです。食料が欠乏すると言いながら、農家に減産や離農を奨励するのはまったく筋が通りません。
唯一合理的な説明がつくのは、米英の政府は人類の大半が食べるものにも事欠くような状態をつくり出したいと考えた場合です。
それなら、派手な前宣伝をしながら、着々と食糧危機を実現するための政策を実施していくのは、恐怖心を高めるうえでもなかなか効果的なやり口だと言えるでしょう。
ユーロ圏諸国も米英におとらず愚劣な政策を推進中
それにしても、いったいなぜこんなに切迫した経済環境の中で、欧米政府は判で押したように自国民をさらに窮乏化させるような政策を推進しているのでしょうか。
たとえば、オランダ経済は今、景気後退(リセッション)入りはほぼ確実、問題の焦点はリセッションで済むのか、2007~09年の国際金融危機並みの調整になるのか、それとも1930年代大不況のような悲惨な事態になるのかの瀬戸際に立たされています。
ラボバンクは、もともと日本で言えば農協のような主として農民を顧客とする金融機関でしたが、今ではオランダを代表する総合銀行の一角を占めています。
そのラボバンクの短期予想は、今年下半期から来年上半期にかけて景気が後退するのは必至だが、その後はほぼ横ばいからゆるやかな成長軌道に戻るだろうという楽天的なものです。
しかし、輸出の花形である畜産業が一気に3分の2に縮小してしまって、そんなに短期間で回復できるものでしょうか。
農業の中でもとくに畜産・酪農はいろいろと高度ではあるけれども、あまり他産業ではつぶしの利かない特殊な技術が豊富に蓄積された産業です。
その産業が3割以上縮小されても、1~2年のうちに成長軌道に復帰するというのはあまりにも能天気な予測でしょう。
次のグラフには、オランダの実質GDP成長率が国民経済計算の主要項目別の内訳として表示してあります。
2021年にはすでに0.6%の微減となっていた輸出が、稼ぎ頭である農業の大幅な規模縮小が始まる2022年に▲1.2%程度で済むというのは、はっきり言って気休めとしか思えません。
WEFの「大衆に身の程を思い知らせる」政策を侮るな
とくに2020年代に入ってから、世界経済フォーラムはまるで世界中の一般大衆が窮乏化するのが待ち遠しくてしょうがないとでもいうようなプレスリリースをくり広げています。
この中で、まん中の肉食税導入だけはドイツの環境保護団体の提唱している方針です。
それ以外の4つは全部、世界経済フォーラムによる公式のプレスリリースです。もちろん、さまざまなお勧め食材の紹介に「貧乏人は……を食え」とはっきり書いてあるわけではありません。
しかし、招待者しか参加できないダヴォス会議の豪華な食卓のメニューに、雑草、虫、レンズ豆、海草、下水道水といった品目が並んでいたことはなさそうです。
しかも、これらのご推奨は「大衆に身の程を思い知らせる」という以外には合理的な理由を見つけるのが困難な食材ばかりです。
たとえば、下水道水を人間が飲んで健康に害がない程度まで浄化する費用は、とんでもなく高くつくでしょう。雨水の水たまりから上澄みを飲むほうが、はるかに安上がりで健康被害も少なくて済むはずです。
また、欧米人の大半は日本人のように海草や藻を食べて栄養分を取りこむことのできる酵素や体内菌を持っていないそうです。
ヒースぐらいしか植物が育たない荒涼としたスコットランドの海沿いに住んでいる人たちには、こうした酵素や体内菌を持っている人も多いらしいですが。
わざわざ食糧危機を起こしておいて、こうしたいかにもまずそうなものを食べさせようとするのは、家畜肥育や奴隷制が延々と続いてきたヨーロッパの支配階級に特有の家畜や奴隷を思うままに操縦するためにおこなう服従訓練でしょう。
そして現在のEU諸国の元首たちの大半は「WEF世界政府ができたら、その下の領邦国家を任せる部下として採用してもらいたい」との下心を持って忠勤に励んでいる人たちばかりだと思います。
読んで頂きありがとうございました🐱
ご意見、ご感想お待ちしてます。
コメント
珍しく、増田さんが怒りを露わにされたのは、世界経済フォーラムによる、世界の農民や大衆の支配が明確になったからでしょう。
→日本の減反政策と、欧米の減反政策との違いは、整理して投稿します。
でも、こういう連中を「鬼畜」だ「最低」だと言ったら、僕はまた「罵倒している」「ヘイトスピーチ」と言われるのかな、、、。
幼稚な意趣返しをしているつもりはありません。金儲け至上主義に突っ走って多くの命を粗末にする人間たちは厳しく糾弾すべきです。「反論しないことです」などと言っていたら、益々事態は悪化するばかりです。
先生も「オランダ人だから」という理由で糾弾していませんよね。オランダ政府の「行為」が酷すぎるから怒っていることは充分理解できます。
最近まともに文章を読めない日本人が多く、日本人の脳の劣化を疑わざるを得ない状況になっておりますが、欧米は更に輪をかけているのでしょうか?
一部のドイツ人などは電力危機ならもっと太陽光発電や風力発電を増やせと叫んでおり、実際声もデカイですが、それ無理筋とわからないのがわかりません。無理筋とわかってわざとやっている疑いが。
コメントありがとうございます。
日本と欧米の減反政策の違いについてのご論考、興味深くお待ちします。
コメントありがとうございます。
小悪党を相手にののしり合いをするのは時間の無駄なので、どうぞ批判をする価値のある巨悪を探し出してください。
いわゆるグリーン革命派の人たちは、世の中を良くしたいという熱情は持ち合わせているけれども、物理学の初歩とか合理的な思考方法とかを学ぶチャンスがなかった人たちと、彼らを操って自分たちの権力をますます強固にしたいずる賢い知的エリートの混成部隊だと思います。
私は日本人の中でも、とくに知識人のあいだに昔からまともに文章を読めない人たちが多かったという印象を持っています。
ただ救いは、大衆は操られつづけているほど愚鈍ではなく、知的エリートは操りつづけていられるほどずる賢くない、つまり知的能力格差の小さな社会だということです。
日本はグローバルエリートから距離をおいて、うまく今後進められれば良いのですが。。家畜の様に徹底的に管理されているウイグルの現在の姿が、未来の日本で再現されないよう、心から願っているところです。
確かに、玉岡徹氏あたりは小悪党だと思います。しかし、レ・ミゼラブルのテナルディエ夫婦のような小悪党こそ巨悪より罪深いことをやらかします。本来なら批判する価値も無いかもしれませんが、不幸のドン底に堕ちる人が余りにも多いので批判せざるを得ません。
孫正義氏も欧米のグローバリストに比べたら小物でしょうが、日本で商売をしているのにまともに法人税を払おうとしない、特定の民族を侮蔑するCMを平気で流す、という事をやらかしているのですから批判すべきです。
僕は「謝ったら死ぬ病」「謝らせなきゃ死ぬ病」「論破しなきゃ死ぬ病」ではありません。誤解されているみたいですが、ののしり合いもしているつもりもありません。
また、仮に誤解されていたら嫌なので書きますが、先生の事を小悪党・巨悪だと批判もしていません。
●安倍晋三の殺人事件にモノ申す。
グローバリスト安倍のアベノミクスは、批判すべきである。
だから、報道や政党は、忖度し過ぎではないでしょうか?
殺人は、絶対に許せない。
しかし、安倍批判の声を、今こそ語るべき内容が必要だ。
つまり、両方からの批判が必要なのである。
→(例えば)被爆者二世としては、アメリカ批判だけでは納得出来ない。軍国主義の日本政府も批判すべきである。
●アンチ・グローバリストの内田樹を怒らせた質疑。「ぽかぽか相談室」を参照した。
(質問)アベノミクス、バンザイ! と思っていたら、輸入品は続々値上げで、賃金は上がらず、お先真っ暗です。でも、希望があれば、明るく生きられます。株価はまだ乱高下しそうですから、一発狙ってやろうか、と思っております。
(回答)ご自由にされたらいいと思います。でも、株って要するに「バクチ」ですからね。バクチは何も作り出しません。人の懐にあった金が他人の懐に移るだけです。
「アベノミクス」だ何だと週刊誌が騒いでいるのは、要するに「素人も株を買え」ということです。素人を賭場に呼び込もうとしている。それは玄人だけでバクチを打っていると、相場が渋くなるからです。大儲けも大損もしない。ここはどうしたって素人を食い物にしないと玄人たちの生活が立ちゆかない。だから、「今、賭場が賑わってきています。こういうときは素人でも儲かりますよ」と甘言を弄して呼びかけているわけです。ふだんは怖くて賭場に立ち寄らない素人たちも「アベノミクスのおかげで、素人でも張れる賭場が立ったらしいよ」と定期預金をおろしておずおずとバクチを張りに来る。週刊誌はそうやって一攫千金の夢を見る素人を煽っている。
でも、要するにただのマネーゲームですから、どれほど株を売り買いしても、それで実体経済がどうにかなるものじゃない。だって、自分が株を買った企業の事業内容とか興味ないんですから。その企業があと30年、50年操業し続けるかどうかなんてことに投資家は興味がない。ただ、安値で買った株を高値で売り抜けることだけ考えている。
いずれにせよ、賭場では玄人が勝つに決まっているんです。バブルのときに素人が丸裸に剥かれたのをみんな忘れちゃったんですか。最初のうちは「電話1本で月給分稼いじゃったよ」と高笑いしていた人がバブルが終わったときには稼いだ分も元金もきれいになくして呆然としていたじゃないですか。もう忘れちゃったんですか? バブルは必ずはじけます。だって、経済成長はもうないんですから。するわけがない。人口が減って、老人ばかりの社会になるんですから。
僕も日本人なので死者を冒涜するようなことはしたくない。しかし、、、日本憲政史上最低最悪最凶の総理大臣でした(こう書くと増田先生から叱られるだろうが、嘘は付けない)
強姦犯の逮捕はもみ消す、公文書を改ざんして死人を出す、大企業優先で格差は拡大(トリンクル効果なし)、そして川島紀子と共にアマテラスの再来から皇位簒奪。
今からお赤飯炊こうと思っています。
はい、皆さん、僕をバッシングしてください。
お返事ありがとうございます。
混成部隊ではないかという推測、思い当たる節が色々あります。
わかりやすいのいは「グレタ、ヨットで大西洋を渡る」でしょうか。グレタさんが少なくとも勉強不足なことにつけこんで、バックの大人たちが彼女をヒロイン化していました。
(余談:ぷ~さんはグレタさんに「もっと勉強せよ」といいこと言っていて、大統領としては厳しい態度はとっても個人としては結構いいところもあるのか、と感心したのに、今や…。)
文意が読めない知識人が多い、というのは最近のことに限らず、昔からでしたか。ですが文意が読めないならハナから知識人とは言えず、「知識竹人」というのではないでしょうか?(「だけ」に漢字を当てるに「岳」を使うにはもったいないので「竹」にしましたが、竹に失礼か)
知的レベルの差について。以前カリフォルニアに長期間行っていた知人が言うには、「アメリカ人は3種類しかいない。一握りの超天才、大多数のバカ、やはり一握りのケダモノ。日本人は良くも悪くもだいたい同レベル」と仰っていたのを思い出します。←20世紀の話です。
玉岡徹でなく、玉川徹の間違いでは?余計な事ですが、気になってすいません。
何度か言及したことがある鈴木傾城氏ですが、その鈴木氏からツイッター上でブロックされてしまいました。どちらかと言えば好きな人だったのですが、とにかく安倍晋三氏の事はいささかたりとも悪く言いたくないという人でちょっと気持ち悪かったのです。
安倍氏を真の保守だと思い込んでいるみたいですが、「リベラルの男の金玉は小さい」と真剣に主張する婆さんとも仲良しで、そのことを指摘したらブロックです。
彼は中国の張子の虎状態には危機感を抱いている一方で、アメリカは少なくとも株式市場は未来があると信じています。僕からすれば、どちらも実態が無いように思えます。
こうしてみると、僕の書き込みに対してどういう感情を持っているにしろ、削除はしない増田先生には感謝しないといけないと思いました。しかし、今回の書き込みには下品な言葉もあるので削除されても仕方ないかなとも思っています。
鈴木傾城氏は、特別に言及するに値いしないと思います。何故なら、彼は自らの出自を明らかにしていないから。彼は、個人的な自己表出=特殊制を語るだけで、「世界普遍」を語る資格がありません。
私は、日本の特殊制の中に世界普遍を探ることが課題です。何故ならば日本の「社会」の豊かさが優先して、国家は国家らしく社会や一般社会人の為になる方が良いからです。
現在の日本社会は、非常に高度な資本主義(超資本主義=消費資本主義)という下部構造の上に、生き神信仰の一発展形態である象徴天皇制が乗っている。そういう古い政治制度の遺制が象徴天皇制という形で「日本国憲法」に残っています。
→これは、立憲君主制ではなく、明確に主権在民です。「立憲民主党」の理念は、そこを語れません。だから、自由民主党の「日本は神の国だ」という保守発言の本質からの大衆の多く(大衆の原像)から避けられるのです。
つまり、社会をより良く運営する為に政治国家があり、社会における個人、個人の社会生活、経済的豊かさこそが、社会の自由度が向上する国家の解体=国家を開くことの意味なのです。
増田さんの思想の背景は、超資本主義=消費資本主義の転換期の模索にあると思われます。
コロナの時に黙っていた医者のようなものでしょうか?別に製薬業界のような超圧力団体はないと思いますが、単に私が無知なだけでしょうか?
なお重箱の隅をつつく話ですが、メタンはCH4なので窒素は含まれておりませんので窒素化合物ではありません。尿には含まれております。更に脱線すると大昔は尿を材料に硝酸化合物を作って鉄砲や大砲撃ってましたので、ある日突然軍隊がやってきて農家の便所を掘り返し、地元民と軍隊が揉めるなどという騒ぎがあったりしました。
や、ここでも政府と農家が揉める。なんの因果か。
硫安と軽油。どちらも農家に不可欠ですね。尿は有機農法の肥料の材料になり、硫安はその後継物資です。
妙に農家に絡んでしまいますが、多分偶然です。
元々、天皇や皇室は桓武天皇の頃には自ら軍事力と実際の政を放棄していましたからね。日本ほど権威(=天皇)と権力(昔は武士政権、今は一応主権在民)が見事に分離していた国はありません。それが、この国のかたちです。
コメントありがとうございます。そして、返信が大変遅くなって恐縮です。
1960年代末、まだ高校生だった頃から新左翼運動に関わり、70年代前半は敗北感に打ちひしがれていた私にとって、1980~90年代は「ほら見ろ、我々が主張していたとおり、世界はどんどん暗くなり、平穏無事ではなくなっているじゃないか」という時期でした。
と言いながら、1980年代後半から約20年間外資系の証券会社であぶく銭を稼いでいたのですから、いい気なものですが。
グローバリストたちが本性をむき出しにしているのは、決して余裕の表れではなく、彼らも焦っているのだと思います。
世界中でローカルな結びつきにこだわる人たちの反撃が始まっていますが、日本もまたその有力な拠点になれると確信しています。
何回ものコメントありがとうございます。
そして、ひとつ貴重な教訓をいただきました。それは自分の書いた本が内容の割にあまり売れていない(とおこがましくもうぬぼれています)のは、「論破しないと死ぬ病」ではないとしても、「説得しないと死ぬ病」的な書き方をしていたのかなと反省しております。
たしかに、日本は大昔から権威と権力の分離に成功した珍しい文明圏です。
その背景としては、欧米を中心に、またインド文明やイスラム文明や中華文明も、上書き消去型(自分たちの確信している教義と反する考え方は抹消しなければ気が済まないタイプ)なのに、日本文明は追加挿入型(いろいろな価値観が併存することを怖がらないタイプ)だからだと思います。
ついでながら、「他人の考え方を批判するときこそ、語気を荒らげないように」というのは、常日頃私が娘から懇々と諭されていることです。すばらしい忠告なので、スイーツ様にもお裾分けさせてください。
いくつものコメントありがとうございます。
安倍元首相暗殺事件は、たしかにきちんと論じなければならないと思います。
ひとつ不思議で仕方がないのは、いわゆる嫌韓で安倍支持だった人たちのあいだで、あまり動揺した印象が見受けられないことです。
もし岸信介以来の岸・安倍一族と統一教会の関係を知っていながら、嫌韓と安倍支持を両立させていたとしたら、韓国内でもいちばんと言ってもいいほど深い闇の部分からの支持を取り付けながら嫌韓をあおっていたわけですし、もし知らなかったら驚愕の事実に遭遇して戸惑っているはずなのに、「国葬だ、国葬だ」とはしゃいでいるのは一体どういう精神構造をしているのか、まったく見当もつきません。
日本と欧米の減反政策の違いについて、ぜひそのうちご教示ください。
いくつかのコメント、そして細かな誤記などに関するご指摘ありがとうございます。
メタンCH4とアンモニアNH3は、いろいろな文脈で同じように「家畜が発生させる公害廃棄物」として一緒くたに取り扱われているので、いそいで走り書きしたりするとついついこういう誤記をしてしまいます。申し訳ありません。
我々日本人は、農業関連の肥料や飼料、種苗などについてあまりビッグビジネスという印象がありませんが、悪名高いモンサントを中心に強力な圧力団体を形成しています。
また大手製薬資本の獣医薬部門も侮れない力を持っています。
現在、世界中ですさまじい薬害を引き起こしているmRNAワクチンの製造元、ファイザーはほぼ10年前に牛用のワクチンを開発したのですが、このワクチンを打たれた牝牛から生まれた子牛たちが、汗、涙、鼻水、よだれ、尿などあらゆる体液に血が混じってもだえ苦しみながら死ぬ事件が続出したことがありました。
状況証拠はこのワクチンが原因であることを明瞭に示していたのですが、知らぬ存ぜぬを押し通して、とうとう起訴もされなければ賠償金も払わず、ドイツ国内での頒布をやめるだけという決着に持ち込んだときのふてぶてしい鉄面皮ぶりを買われて、傍流の獣医薬開発部門責任者から全社のCEOに抜擢されたのが、現CEOアルベール・ブーラです。
単価は安くても、畜産サイクルが短くなるほど大量の投薬・接種が必要となり、けっこうな高収益分野なのだそうです。
すみません。先ほど返信させていただいたことへの追記です。
Albert Bourlaのことをフランス人だとばかり思いこんでいてカタカナ表記をアルベール・ブーラと書いたのですが、ギリシャ系アメリカ人と判明しました。アルバート・ブーラと書くべきでした。お詫びして訂正します。
僕は寧ろ運動会の騎馬戦の盛り上がりも「バカみたい」と冷笑的に思ってきた人間です。でも、かつてのアメリカの様に「スピーク ソフトリー バット キャリー ア ビッグ 何とか(物腰柔らかに、でも行動では厳しく)」という大人になりたいと思います。
いや、当のアメリカがそれが出来なくなっていますがね、、、。
コメントありがとうございます。
引用されたのは20世紀最初のアメリカ大統領で、のちのフランクリン・デラノ・ローズヴェルトとは遠い親戚に当たるセオドア・ローズヴェルトのSpeak softly but carry a big stickということばです。
まさにアメリカが、大きな口は叩くが実行力はかけらもない国になり果てましたね。